12/4 民具と素材と美~「用の美」を訪ねる旅へ

~『民具の聖地』奥会津・只見町。国内最大級・民具のミュージアムから~ 年の瀬に、身近な「モノ」を、いとおしみたくなるお話 お届けします。

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福島県・只見町。深い雪に閉ざされる厳しい自然の中、人々は木や植物、獣、雪――その恵みを最大限に生かし、日々の暮らしを支える道具を生み出してきました。

その道具=「民具」には、使いやすさだけではなく、自然と調和しながら生きるための知恵、自然の恵みをいかす知恵、そして思わず見とれてしまうような“美しさ”が宿っています。

かつては日本中にあった、そういった地域の工夫をこらした民具たち。それが住民の手で大切に守られ分類され、「只見形式」として1万点以上が残されている。

そんな奇跡に、この只見町では出会うことができます。

今回、その民具を多数所蔵する**「ただみ・モノとくらしのミュージアム」(福島県只見町)**とともに、『民具の美』をテーマに、オンラインイベントを開催します。

登壇頂きますのは、同館の久野館長、原永学芸員、そして素材について触れて頂く、植物学者の崎尾均さん。

このミュージアムでは、実際に多数の美しい民具を間近に、みて頂くことができます。まずはオンラインでその入り口に触れつつ、身近な道具の美に気づき、そして改めて愛しむ。年の瀬の大掃除の前に、そんな時間はいかがでしょうか。

▼このイベントで体験できること

〇暮らしから生まれた民具の背景や「美の感覚」に触れる

〇自然素材と人の知恵、モノづくりの思想を学ぶ

〇身近にある“美術品ではない美”を見つめ、暮らしを慈しむ視点を取り戻す

〇オンラインから現地へ――旅につながる文化体験

▼登壇頂く皆様:

久野俊彦さん|ただみ・モノとくらしのミュージアム 館長

原永円香さん|同館 学芸員

崎尾均さん|植物学者/新潟大学 名誉教授

▼開催概要

〇日時:12月10日(水曜日)20時~21時15分頃

※当日参加できなくなっても安心!後日、申込の皆様に無料のアーカイブ配信あり

〇参加料:無料でご参加頂けます!

(福島県只見町 主催)

〇オンライン Zoom上にて開催

(その場でチャットでご質問したり、楽しくご参加頂けます)

▼こんな方におすすめ

民藝・工芸・素材・モノづくりに関心がある

日本の暮らしの文化・歴史に興味がある

地域文化・風土に根ざしたデザイン視点に惹かれる

旅のきっかけになるようなオンライン体験を探している

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【当日のスケジュール】

1. 「民具と美」のお話(ただみ・モノとくらしのミュージアム 館長 久野俊彦さん)

2、実際の民具の、ご紹介(ただみ・モノとくらしのミュージアム 学芸員 原永円香さん)

3、民具に見る、自然の恵みの活用について(新潟大学名誉教授 崎尾均さん)

4, 只見を楽しむ~冬の楽しみ方(只見線コーディネーター 酒井治子さん)

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【ゲスト・プロフィール】

◆ただみ・モノとくらしのミュージアム 

館長 久野俊彦さん

専門分野:民俗学、説話文学

著作:『絵解きと縁起のフォークロア』(森話社、2008年)

   『日本の霊山読み解き辞典』(共編、柏書房、2014年)ほか

◆ただみ・モノとくらしのミュージアム 

学芸員 原永円香さん

埼玉県出身。

美学美術史学科で美学を専攻。2022年4月より地域おこし協力隊として只見町移住。

趣味は博物館·美術館巡り、声楽·楽器演奏など。

◆崎尾均さん

(Botanical Academy代表、新潟大学名誉教授)

大阪市出身。

2021年Botanical Academyを設立し代表、新潟大学名誉教授。

水辺林の生態や樹木の生活史、外来種ニセアカシア、

富士山の森林限界、積雪地帯のスギの更新を研究。

只見では、日本有数のブナの森やヤナギ林の生態を研究。

これらの研究成果をもとに、セミナー講演、エッセイ執筆。

NHKドキュメンタリー「伝説の超巨大杉を追う」、NHKラジオ「山カフェ」出演。

著作に、

「樹に咲く花(山と渓谷社)」(共著)

「水辺の樹木誌(東大出版会)」(単著)

植物や森の魅力の親しみやすい解説に、ファン多数!

◇酒井治子さん

(只見線地域コーディネーター) 高校、大学で只見町を離れ、2003年に只見町へ。

11年間、一般社団法人只見町観光まちづくり協会勤務。

2019年から合同会社メーデルリーフ代表社員

2020年からNPO法人そらとぶ教室 副代表

JR只見線車内での車内販売、車内ガイドを毎週実施

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ただみ・モノとくらしのミュージアム

現在開催中の企画展

第4回企画展「絵画×民具-片桐俊輔コレクションを中心に-」

https://www.town.tadami.lg.jp/museum/exhibition/2025.html

   

ただみ・モノとくらしのミュージアム

〒968-0602 只見町大字大倉字窪田30(旧会津只見考古館)

電話 0241-86-2175

https://www.town.tadami.lg.jp/museum/index.html

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【奥会津・只見はこんなところ】

只見町は、福島県の西端に位置し、古くから歴史の舞台として、また近年は豊かな自然をいかしたユネスコエコパーク「自然首都」としても注目を集めています。

世界仮想旅行社

「人」を通して、世界に出会う旅。 「人に会える旅」がコンセプトの オンライン旅サービス。 2020年5月、コロナ禍でも 「おうちから世界や旅と繋がりたい」 というお声をうけてスタート。 国内外の多数の街から 直接魅力をお伝えし、 これまでのべ4万名以上の皆様に ご参加いただいております。