【地球から見る、日本の旅 第30回】鳥海山・飛島ジオパーク 酒の酒田の酒蔵は砂丘の上で酒造り
【いつもの旅先が、全く違う切り口でみえてくる旅を!】
北海道から沖縄まで、よく知っている旅先に「こんな切り口が!」「こんな一面が!」という驚き、発見が沢山の旅を。身近な場所から、世界や、更には地球=ジオが、感じられる旅。ジオツーリズムとは、単に地質の話をお聞きするだけではありません。その地の歴史、風土、暮らし、そして食や農までつながりの一端を、解きほぐしていきます。「地学」だけでも、「旅情報」だけでもない新しい繋がりを見つける旅へ、ようこそ。全国各地のジオパークで活躍するジオガイドの皆さんが、とっておきの旅をご案内します。
今回のジオ旅の舞台は、日本有数の米どころ、酒どころである山形県酒田市から。酒造りの後ろにある、テロワール(その土地の個性をいかした食づくり)の物語。美味しく飲んでいる日本酒の後ろにある、壮大なつながりを読み解きます。日本三大砂丘の一つとも言われる、庄内砂丘。約7000年前から、砂の供給・移動・堆積によって作られてきた、南北約34km に伸びる広大な砂丘。その広さは鳥取砂丘の4倍!かつて酒田は、「砂潟」と書きました。砂潟は砂丘を意味し、酒田の街は、この庄内砂丘の上にあります。そして旧酒田市内の5つの蔵は、この庄内砂丘の上に立っているのです。果たして砂の上で、お酒は作れるのでしょうか?なぜ砂丘で酒造りが盛んになったのでしょうか?
美味しい日本酒と土地を読み解く旅、酒どころ、酒田の旅へ出かけましょう!
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~こんな方にお勧め:
・日本酒が好き!その土地ならではの、酒造りの背景が知りたい
・東北地方の旅、新しい魅力を感じたい
・「地球の素顔に触れる旅」ジオツーリズムに興味がある
・地学や歴史、生物、気候、いろいろな側面に触れる旅をしてみたい
・地元のガイドさんから、その土地ならではの話をききたい
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◇日時:7月21日(日曜日)20時~21時00分
◇お申し込み:https://cyokaizantobisima-2024.peatix.com/
【ゲストプロフィール】
ヘンリー森 (森 寛/もり ひろし)
鳥海山・飛島ジオパークガイドの会会長。秋田県にかほ市象潟町(きさかたまち)生まれ。学生時代に船員養成機関で学ぶも、船乗りにはならず陸に上がった河童として、今日にいたる。1989年に大都会から脱出し、古里に近い酒田へ家族と帰還。それ以来、酒田の麺食いとして、澄んだ魚介系スープの虜になる。しかし、ただ黙々と酒田ラーメンを食べ続けてきた人生に、突然終焉が訪れる。それは2016年のある日、なぜ酒田のラーメンが美味しいのか、ジオガイドとして学ぶ中で知ってしまったからである。さらに、良いお酒ができる理由までもあるとは・・・。この瞬間、地形地質はもとより、地域の自然・文化・歴史も繋がる酒田の魅力に気づき、干上がっていた河童の頭の皿に、ジオという水が注がれたのである。
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