【森と水のつながりを訪ねて~自然首都只見/秋の旅へ】
『自然首都』と呼ばれる、福島県の只見町。そこで見る森と水のつながりは、自然への新しい視点を与えてくれます。今年、朝のドラマでも人気となった『植物』から広がる、秋の旅へ。植物学の専門家が、ナビゲートしてくださいました。
※今回、10月末の紅葉シーズン(例年)に、植物学の専門家と歩くモニターツアーも予定しています!東京23区とほぼ同じ広さを持つ、豊かな森と水の町、只見。ユネスコエコパークに認定された「自然首都」として、豊かな森や山々。只見川や伊南川が美しい景観を織りなし、日本の貴重な「原風景」が残る町です。日本有数の豪雪地帯でもある、只見町。その雪によって形成される自然の恵み、森の恵みの恩恵を受けながら、1年のうち3分の1程度もを雪と共存しながら人々の暮らしがあります。世界的にみても稀な豪雪地帯のこの地で、豊富な雪解け水が森林を潤して形成されているブナの自然林は、落ち葉の層が作る生物たちの住処。貴重な絶滅危惧種が生息する、重要な役割を果たしています。また秋には葉が黄色、オレンジ、金茶色など、紅葉の絶景でも知られています。今回の旅のテーマは、「森と水のつながり』
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【講師プロフィール】
崎尾 均 さん(Botanical Academy代表、新潟大学名誉教授)
大阪市出身。2021年Botanical Academyを設立し代表、新潟大学名誉教授。
水辺林の生態や樹木の生活史、外来種ニセアカシア、富士山の森林限界、積雪地帯のスギの更新を研究。只見では、日本有数のブナの森やヤナギ林の生態を研究。これらの研究成果をもとに、セミナー講演、エッセイ執筆。
NHKドキュメンタリー「伝説の超巨大杉を追う」、NHKラジオ「山カフェ」出演。
著作に、「樹に咲く花(山と渓谷社)」(共著)「水辺の樹木誌(東大出版会)」(単著)植物や森の魅力の親しみやすい解説に、ファン多数!
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【奥会津・只見はこんなところ】
只見町は、福島県の西端に位置し、古くから歴史の舞台として、また近年は豊かな自然をいかしたユネスコエコパーク「自然首都」としても注目を集めています。
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