【屋久島大学/短期集中講座】⑥屋久島の海の命を支える生きものたち 水辺に広がるゴカイの多様な世界
【屋久島を通して、新しい驚きと発見を】
あの屋久島大学が、バージョンアップして帰ってきました!!待望の短期集中講義!全6回で開催!!第六回は、海の掃除人「ゴカイ」の不思議な生態をご紹介します!
海、森、空に暮らす命や、エコツーリズムのお話。屋久島の海を泳ぎまわるクジラの視点、花粉を運ぶ生きものの視点、屋久島の空を舞う鳥の視点。そんな多様な切り口から、屋久島をみたときにみえるもの。新しい冒険の旅、はじめましょう!
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【屋久島大学とは】
屋久島そのものを「学長」に、屋久島に学び、自然、地球、地域、文化を知る市民大学、「オンラインアカデミー・屋久島大学」。屋久島を核として、そこに集う知の集合体である貴重な専門家の方々を講師として、かつてない多様さで屋久島の魅力を縦横無尽にお伝えします!
●屋久島大学ホームページ:https://yakudai.jp/
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「ゴカイ」という生物をご存じでしょうか?俗に釣り餌の定番として知られているかもしれませんが、実は海水の浄化を担っている生物でもあり、実は私達の生活をはじめ、この地球の自然とも深く繋がっています。
今回の講師は、海の生物の繋がり、人と生き物の繋がりについて伝えている、法人くすの木自然館代表理事・浜本 麦さんと、北海道〜沖縄,東南アジアをフィールドにゴカイ類の分類研究を行っている、岩手医科大学教養教育センター生物学科 助教・菅 孔太朗さん。
屋久島生まれの菅さん。かつてただ遊んでいた海岸を研究者の眼で訪れると、生きものたちの驚くべき多様性とその役割に、大変驚かれたそうです。
また、浜本さんは海岸の生きもののなかでもゴカイの仲間が、環境の維持に大きな働きをしているかを調べ、環境教育を通してその重要さを伝道してきました。
屋久島のゴカイの研究が行きつく場所はどこなのか、屋久島の海の命を支える生きものの知られざる姿を語っていただきました。
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【講師のプロフィール】
◇浜本 麦さん
NPO法人くすの木自然館 専門研究員 兼 3代目代表理事。鹿児島出身。同法人にて、「ヒトと野生生物が無理なく共生できる持続可能な社会」を作る活動をしている。特に大学の頃の研究対象である「ゴカイ」を通して、干潟の重要性、海の生物の繋がり、森・川・海の繋がり、人と生き物の繋がりについて、伝えている。毎年3月には、ゴカイの生殖活動を観察するエコツアー「真夜中のランデブー」を行っている。野鳥、水棲昆虫、底生生物が専門。最近プランクトンにも興味がある。
◇菅 孔太朗さん
岩手医科大学教養教育センター生物学科助教。1991年鹿児島県屋久島生まれ。2020年に鹿児島大学にてカワゴカイ類の研究で学位を取得。北海道〜沖縄,東南アジアをフィールドにゴカイ類の分類研究を行っている。現在は絶滅危惧種の特定に向けたDNAバーコード・ライブラリの構築に注力している。著書に「ハチの干潟の生きものたち―広島県竹原市に残る瀬戸内海の原風景―」分担執筆(NextPublishing Authors Press)
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