【屋久島オンライン・新春特別企画】第二回 屋久島の生き物たち~ 島そのものが、ミュージアム【参加無料】
世界仮想旅行社、新春特別企画。
屋久島を深く学び、楽しむ全4回のオンラインイベント。
環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」からの補助を頂き、
屋久島のエコツアー会社の草分け・YNACが取り組む
屋久島オープンフィールドミュージアム構築事業の
一環として全回、参加無料で開催!」
森や水、生き物、歴史、そして実際に旅する日の楽しみ方まで
憧れの屋久島を、知り尽くす4日間です。
第一回を見逃してしまった。。方も、ご安心ください!
一回ずつでも楽しめるよう、進めて参ります^^
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屋久島オンライン「島そのものがミュージアム」Supported by 環境省
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〇第一回:屋久島の森と水 ~ 1月24日(日)21:00-22:30
〇第二回:屋久島のいきもの(生物多様性)~1月30日(土)20:00-21:30
〇第三回:屋久島と歴史~ 2月6日(土)20:00-21:30
〇第四回:屋久島の旅し方(遊び方)~ 2月13日(土)20:00-21:30
4回目に渡って、エコツアーガイドのパイオニア小原比呂志さんに
屋久島についてお話いただいている「新春特別企画・屋久島オンライン」。
第二回目は屋久島の「生物多様性」と、その意外な側面に迫ります。
屋久島が世界遺産に登録された理由を、すごく簡単にいうと下記の二つです。
① 素晴らしい自然景観
② いい生態系があること
この素晴らしい自然景観の成り立ちに迫った第一回に続き、
今回のプログラム第二回は、この生態系、つまりいろんな生き物が
どのように暮らしているのか、暮らしてきたのか。
これに迫ります。
スピーカーの小原さんは、
エコツーリズムの基本をこのように、表現されています。
『えっ?』とか『あっ!』とか『おっ!』とか思ったことを、
それが一体どうなっているのか突き止め解き明かし、
そのことが、今現在にどうつながっているのかを分かち合う。
それが、エコツーリズムの基本。
日本列島の縮図とも言われる、屋久島の生態系が形作られた背景を知ることで、
日本各地・地元やお住まいの地域に興味を持ったり、
登山や自然・動物・植物の魅力に目覚める方も、多くいらっしゃいます。
このオンラインイベントを通じ、そんなエコツーリズムの基本に触れ、
毎日の生活の中でも感じていける、そんなイベントを目指し準備を進めています。
きっかけとしての屋久島。まずはオンラインで、お越しください!
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◇1月30日(土曜日)20時~21時ごろ
◇参加方法:オンラインZoom上での開催です。
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■スピーカープロフィール
小原 比呂志(おばら ひろし)さん
北海道出身。1987年屋久島に移住。
1989年に屋久島ガイド協会を創立。
1993年に日本のエコツアーガイドの草分け、
(有)屋久島野外活動総合センター創立に参画。
NHKドキュメンタリー「伝説の超巨大杉を追う」の捜索隊長を率めるなど、
屋久島随一の山岳ガイド、沢登・キャニオニングの専門家として活動。
著作に
「秘境の山脈」(白山書房)
「屋久島のコケガイド」(屋久島環境文化財団)
■こんな方にぜひ!
・旅行情報だけのオンラインイベントでなく、深い話をききたい
・「ぶらタモリ」が好き
・屋久島に一度はいってみたい
・ステイホーム期間中に、ゆっくり次の旅を考えたい
・自然が大好き。森の成り立ちや生きものの話をゆっくり聞いてみたい
・地学が好き。ドキュメンタリーがあると思わずみてしまう。
・日本が持つ、貴重な自然遺産に興味がある
・屋久島に再訪する前に、もう一度ゆっくり学びたい
・ゆっくり滞在する、ワーケーションをしてみたい
・屋久島や旅が好きな、仲間とイベントを通して出会いたい
など
■「屋久島オープンフィールドミュージアム」プロジェクトについて
屋久島を舞台に取り組む、国立・国定公園への誘客推進と
地域雇用の維持・確保を目的とした、環境庁後援のプロジェクト。
屋久島には縄文杉・白谷雲水峡など知名度の高い自然体験エリアの他に、
様々な自然観光資源が眠っており、未利用の自然・産業観光資源に大きなポテンシャルがあります。
それらの観光資源を活用したコンテンツの開発と、
コンテンツの企画・開発・運営を行う人材の育成を通して、
屋久島の持続可能な観光の復活と成長に寄与することを目的としています。
オープンフィールドミュージアムはその名の通り、施設のない博物館のこと。
屋久島そのものがミュージアムであると想定し、
知られざる観光資源へのアクセスを可能とするガイドブックの作成、
子供向け自然教育プログラムの作成、ワーケーション事業実施など
幅広いアプローチを試みています。
■世界仮想旅行社とは?
2020年5月にスタートし、累計4,500名以上が参加した
「人と世界に会える、オンライン旅」を提供するプロジェクト。
北米、南米、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、南アジア、
東南アジアなど世界各地と繋いだオンライン旅行から、
屋久島、熊野、京都など、日本各地とも連携した企画を実施。
~ イベントご参加にあたりまして、下記をご確認ください ~
【催行中止の場合】
現地の悪天候等避けられないトラブルが起きた際は、
イベントの催行を中止させて頂く場合がございます。
なお、催行中止の連絡がない場合は予定通り催行となります。
① 催行中止の判断
原則、ツアー実施日の1日前の夕方に判断を行います。
②催行中止の際のご連絡
メールにてご連絡いたします。メールが届いていないか確認をお願いします。
【その他注意点】
・当体験は、インターネット上で主に映像を介してお楽しみ頂くものとなり、
インターネットの通信が必要となります。その際の通信費についてはお客様負担となります。
・ツアーの進行を妨げたり、他の参加者に対して不適切な言動や行為を行う等、
主催者が不適当と判断した参加者については退室をお願いすることがあります。
・その他、特筆すべき注意点がある場合には、イベントの内容欄に記載をいたしますのでご確認下さい。
・Zoomの使用に関しては、参加者の皆様で事前に利用環境の確認をお願いします。
■更に詳しく~屋久島とはどんなところ?
屋久島はサンゴ礁が広がる海の上に、2000m級の山々がそびえる90%が森林で覆われた島です。
屋久島は海底のマグマが冷えて隆起した「花崗岩の山岳島」だと考えられています。
九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)をはじめ、九州の標高1〜8位の山が集まる
「洋上アルプス」とも言われるほどの高い山岳がそびえ、標高1,000mを超える山々は39以上にもなります。
屋久島を南から流れる暖流(黒潮)が、大気を暖めて大量の水蒸気を発生させます。
この大量の水蒸気が高い山々とぶつかることで、日本一を誇る雨量を屋久島にもたらします。
日本一の雨量が深い渓谷を刻み、大川の滝、千尋の滝などの景観を生み出し、島内に140にも及ぶ川を形成しています。
大量の雨は花崗岩の地面に染み込むことなく流れ、苔を生み出します。
この苔が幼い杉を育み、そして、あの絶景を形作っています。
杉の樹齢は長くても500年程度と言われますが、
屋久杉は桁外れに長く、樹齢2000年以上の大木が多くあります。
その秘密はマグマからできた花崗岩にあります。
栄養の少ない花崗岩に生える屋久杉は成長が遅く、
通常の杉が年間1cmの幅で年輪が育つところ、屋久杉は年間1mm未満。
その結果、木目が詰まり、多量の雨による高い湿度によって樹脂分が多くなり、腐りにくい長寿の樹木となるのです。
花崗岩が生み出す芸術は山だけではなく、海にもあります。
花崗岩の砂が屋久島を、日本一のアカウミガメ産卵地にしています。
屋久島は、ここにしかないもので溢れた島なのです。
海岸沿いにある各集落には、それぞれの暮らしがあります。
島内には温泉も湧き出ています。
屋久島の澄んだ名水で作られた、焼酎もあります。
高級なオーベルジュもあれば、人に会う旅を楽しめる、民宿もあります。
「森」「山」「川」「海」「村」「食」それぞれのテーマで楽しめるのも屋久島の魅力です。
◇屋久島の、垂直分布と生物相とは:
屋久島はサンゴ礁が広がる亜熱帯の海から、
冬には雪山となる九州最高峰「宮之浦岳(1936m)」 周辺の亜高山帯まで、
植生が連続して垂直に分布しています。
海岸付近にはガジュマル、アコウなどの「亜熱帯植物」
標高500m辺りにはシイ・カシ・ツバキなどの「照葉樹林帯」
標高1000m辺りからはスギ・モミ・ヤマグルマなどの「スギ樹林帯」
標高2000m付近にはシャクナゲ・ヤクザサなどの「ヤクシマダケ草原帯」
この多様な気候帯によって、多くの北限種・南限種が自生しています。
約1万5千年前に九州本土から分離したため、固有種・固有亜種も見られます。
アカヒゲ、アカコッコ(危急種)等絶滅の恐れのある動植物も生息・自生しています。
世界自然遺産に登録されていること、
登録理由が「植生の垂直分類」や「固有種・固有亜種・北限種・南限種の自生」などであることから、
屋久島は生物多様性の宝庫のように思えますが、実は意外な一面があるのです。
今回のセミナー第二回では、ここを詳しくお聞きしていく回とできればと思います。
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